2008.08.07に「医学部定員増・臨床研修のモデル事業に関する説明会」が開催されたようだ。
会場との質疑応答のやりとりが医療介護CBニュースに掲載されているので一部をご紹介しておきたい。
(医療介護CBニュース/2008.08.08)(一部抜粋)
医学部定員増で大学が混乱
■大学所在の都道府県に限らない
東邦大 医師不足の地域とはどういう地域を指すのか。(地域医療貢献策で)医師不足地域に医師を派遣するというが、どのぐらいの期間派遣すれば、定員を増やすと考えているのか。
文科省 客観的に見て、この地域には医師が不足していると言えるなら、大学の判断で提出してもらえばよい。市町村や二次医療圏など、何かの指標を持って(医師不足を)判断しているのではない。定員増と医師派遣の関係性。緊急医師確保対策では、都道府県が奨学金を設定し、卒業生が卒後一定期間に当該所属の地域医療に従事するということで、対象大学は当該所属の都道府県の大学に限られていた。奨学金を設定するので、効果が出るまでは、卒後6年と(臨床研修の)2年以上を経過する。今回の定員増は、大学の所在する都道府県に限らず、医師不足が深刻と認められる都道府県なら、その都道府県に大学がなくても、一定の地域医療を行うことが可能だ。医師不足の地域に地域医療を確保するという趣旨。定員増で入ってくる大学生が必ずしも、地域医療に従事するという特別の関係性はないが、(文科省の)願いとしては、少なくとも定員増で入った学生が地域医療に従事していけるようなプログラムをつくっていただきたい。また、何人派遣すれば、何人定員増という考え方ではない。
上記以外については、医療介護CBニュースをご覧ください。
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