新型インフルエンザ(ブタインフルエンザ)に関する対応について、文部科学省から各国公私立大学長等宛に事務連絡が流れています。
(文部科学省/2009.04.28)(一部抜粋)
新型インフルエンザに関する対応について
メキシコから米国の一部等の地域におけるブタインフルエンザ事例に対応し、4月27日にWHOの緊急委員会の会合が開催され、WHOは、28日に警戒レベルをフェーズ3からフェーズ4に引き上げたところです。
これを受けて、政府は、同日、内閣総理大臣を本部長とする新型インフルフルエンザ対策本部を設置し、今後の対応方針を協議し、基本的対処方針を決定したところです。
また、文部科学省においても、「新型インフルエンザ対策に関する文部科学省行動計画」に基づき、同日、文部科学大臣を本部長とする文部科学省新型インフルエンザ対策本部を開催し、今後の具体的対応について協議したところです。
今般の新型インフルエンザに関しては、首相官邸及び厚生労働省から新型インフルエンザに関する情報が発信されるとともに、外務省から渡航関連情報が発信されております(下記URL参照)ので、お知らせします。
併せて、今回の新型インフルエンザに関し、教育委員会や学校等からの相談、問い合わせ等に応じるため、平成21年4月28日より当面の間、文部科学省に「文部科学省新型インフルエンザ電話相談窓口」を設置致しました。
貴機関におかれましては、厚生労働省のブタインフルエンザに関する情報や外務省の渡航関連情報にもご注意頂き、「新型インフルエンザ対策に関する文部科学省行動計画」を参考に、下記の諸点についての御配慮等をお願いします。
なお、諸措置を取られた場合には、引き続き、学生、教職員等への周知徹底に御配慮下さるよう宜しくお願いいたします。
文部科学省としては、今後とも情報収集及び提供に努めてまいりますので、今後の動向にご注意頂きますようお願いいたします。
1.日本国内で発生した場合(第二段階以降)に、文部科学省等及び地方公共団体の保健部局等からの臨時休業等の情報提供や要請に速やかに対応できるよう、学内の連絡網等について整備・確認しておくこと。なお、臨時休業等の情報提供や要請に迅速に対応できるよう、各学生への周知方法を確認すること。
また、直近に入学試験を実施する大学等においては、文部科学省等から入学試験の延期等の要請が行われた場合には迅速に対応できるよう、あらかじめ十分な検討・準備を行うこと。
2.文部科学省等から示される情報等を踏まえつつ、保健センター等からの呼びかけや学内広報・掲示板の活用等を通じ、海外での新型インフルエンザの発生状況や効果的な予防方法等について、新たに得られた情報を学生や教職員に迅速かつ確実に周知すること。この際、不確実な情報による不要な不安や混乱を防止し、正しい情報に基づき、適切な判断・行動がなされるよう指導すること。
3.大学における管理運営業務等に係るメキシコへの出張を避けるよう、教職員に周知すること。
4.メキシコへの海外旅行、留学等(実習船による外地寄港を含む。)については、新型インフルエンザの関係情報を踏まえた上で、自粛を含め再検討するよう教職員や学生に周知すること。また、メキシコなど感染が確認されている国に滞在している学生に対し、最寄りの在外公館に滞在先等を連絡するよう周知すること。
5.メキシコなど感染が確認されている国から帰国した学生や教職員は、大学等へ連絡するよう周知すること。また、重症急性呼吸器症候群(SARS)の教訓を踏まえ、新型インフルエンザ発生国・地域から帰国した学生や教職員が、各大学等において風評により不当な扱いを受けることがないよう、冷静な対応がとられること。
6.豚肉の安全性に関する食品安全委員会委員長の平成21年4月27日付の見解によれば、豚肉・豚肉加工品を食べることにより、豚インフルエンザが人に感染する可能性はなく、豚肉・豚肉加工品は「安全」であるとされているところであり(別紙3参照(PDF:60KB))、貴機関内の学生食堂等に対し、豚肉の安全性に関する正確な情報を提供すること。
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