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東京工芸大学 中野キャンパス3号館

2011年10月 7日
 

公益財団法人日本デザイン振興会は、
2011年度のグッドデザイン賞受賞結果を2011.10.03に発表しました。

そのなかで、東京工芸大学の中野キャンパス3号館がグッドデザイン賞に選ばれております。

(公益財団法人日本デザイン振興会)(一部抜粋)

東京工芸大学 中野キャンパス3号館

//概要//
中野区に建つ地上5F地下1Fの大学施設。日影や斜線制限等でできる屋根面をテラス空間として積極的に利用する、都市型立体キャンパスの提案を行っている。建物中央には地下まで貫通する吹き抜けがあり、その廻りに外部廊下や外部階段、シースルーEVを配し動線を視覚化することで、学科間、学生教員間のコラボレーションを誘発するような建物構成をしている。内部空間の各室と共用廊下間はガラス面を多用し、開放的なキャンパス空間を目指した。また外装には、60°ひねり加工をしたアルミルーバーを採用し、熱環境負荷の低減を行うと同時に、周辺隣地との視線の関係を制御している。

近畿大学 農学部第2共同研究棟

2011年10月 7日
 

公益財団法人日本デザイン振興会は、
2011年度のグッドデザイン賞受賞結果を2011.10.03に発表しました。

そのなかで、近畿大学の農学部第2共同研究棟がグッドデザイン賞に選ばれております。

(公益財団法人日本デザイン振興会)(一部抜粋)

近畿大学 農学部 第2共同研究棟

//概要//
原生林を含む緑豊かなキャンパスにおける研究施設の新築計画。研究特性上、窓を設けることができず、また、温湿度制御負荷が多大である。この条件に対し、建築と自然が相互に寄り添い、社会・環境に溶け込むデザインアプローチを行った。葉(粒子)の集合がアウトラインを形成する木々のように「ボリュームでありながら心地良い」建築となるよう、木材流通において活用ルートのなかった芯材(廃材)を粒子として積み重ね(断熱・日射負荷軽減機能)外装とした。木粒子の積替えはイベント化され建築と関わり続けるキッカケを与える。木片粒子積層による建築は、環境建築として機能的であり、自然に寄り添い、溶け込み、美しく、ほのかに香りたつ。

早稲田大学 40号館

2011年10月 7日
 

公益財団法人日本デザイン振興会は、
2011年度のグッドデザイン賞受賞結果を2011.10.03に発表しました。

そのなかで、早稲田大学40号館がグッドデザイン賞に選ばれております。

(公益財団法人日本デザイン振興会)(一部抜粋)

早稲田大学40号館(グリーン・コンピューティング・システム研究開発センター)

//概要//
当施設は大学と企業が共同体制を構築し、低炭素社会の実現を目指した研究開発施設である。建築デザインにおいては「高効率なシステムの構築が地球環境に貢献する」というグリーンITの本質をふまえ、研究単位に対応した明快でフレキシブルな構成により、システムとしての合理性を追求した。一方、都市に開かれた良質な研究環境をめざし、「環境性能」と「空間機能」を兼ね備えたエレメントをファサードにデザインすることで、内部の活動が多様な表情を生む多機能な外装を実現した。モジュール化・乾式化を徹底し、建設プロセス含めデザインすることで、環境技術と建築要素の融合した環境性能の高いロングライフな最先端ドライラボを創出した。

東京工業大学 緑が丘1 号館レトロフィット

2007年10月11日
 

財団法人日本産業デザイン振興会は、
2007年度のグッドデザイン賞受賞結果を2007.10.01に発表しました。

そのなかで、東京工業大学の緑が丘1号館レトロフィットが、
グッドデザイン賞「ベスト15」に選ばれております。

(財団法人日本産業デザイン振興会)(一部抜粋)

2007 年度グッドデザインBEST15
東京工業大学緑が丘1号館レトロフィット

//概要//
1967年に建てられた校舎の耐震補強改修工事である。緑が丘1号館の耐震補強工事に伴い、教育・研究の場の質を高めるべく、耐震性能のみならず光・熱環境も含めたさまざまな方面からエンジニアリングのアイデアを統合して全く新しいファサードが完成した。下層部の柱の炭素繊維巻き工事以外ほとんどの工事を外部からのみ行うことができるように設計を進めた。既存のコンクリート製庇の樋型形状を利用し、極力元のサッシュを活かすため、庇の外側へ制震ブレースを設けることを考えた。そこでまず庇内に鉄骨梁を載せ、スタッド、配筋,モルタルで既存躯体と構造的に一体化した後、エネルギー吸収型のアンボンドブレースを設置した。

//デザイナーのコメント//
耐震補強と聞くと「達していない性能を補完する」というような消極的なイメージがあるが、もちろん外観も含めて、建築の性能が一新するような積極的な改修とすることがキャンパス全体にも活力を与えうるものと考えた。少子化社会での大学の将来を見据えたキャンパス計画と学校建築の魅力つくりが今後の独立法人化した国立大学の大きな課題であると感じている。

[関連サイト]
Good Design Award 2007